先日、にいがたケンジュプロジェクトの取り組みの一環として、ラジオ収録に参加させていただきました。

今回はその振り返りとして、収録でお話しした内容をベースに、「新潟で働く人」が明日から取り入れられる実践ポイントを整理してみます。


働く人は「ビジネスアスリート」——だからこそ“メンテナンス”が要る

前回の記事で、私は「新潟で働くすべての人は、ビジネスという競技を戦う“ビジネスアスリート”である」という考え方を紹介しました。デスクワーク、夜勤、不規則勤務、責任の大きい立場——こうした環境は、スポーツ選手と同じくらい体へ負荷がかかることがあります。

ただ現実には、違和感や疲れがあっても、

・病院に行くほどではない
・忙しいから、そのうち落ち着くだろう

と、後回しにしてしまう方が少なくありません。

私が大切にしているのは、まさにここです。 「医療の手前で、からだを整える」。不調が“大きなトラブル”になる前段階で、姿勢や動きのクセをチェックし、筋トレやストレッチ、日々の習慣づくりまで落とし込む。そうした支援をトレーナーとして行っています。


そもそも「健康寿命」って何?

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」です。 つまり、長生きそのものよりも、「自分らしく動ける期間」をいかに伸ばすか、が本質です。

そして健康寿命は、特別なことを“たまに頑張る”より、小さなことを“ふつうに続ける”ほうが伸ばしやすい。これは現場で多くの方を見ていても実感します。

ラジオ収録では、その象徴として「デスクのリセット」をお伝えしました。


今日からできる「デスク・リセット」——まずは1日1回で十分

ここでは、仕事中に体が固まりやすい人に向けて、1分でできるミニ習慣を2つ紹介します。 ポイントは「完璧を狙わない」こと。まずは1日1回でOKです。

① エアロウ(背中・猫背対策)
気を付け姿勢で「前ならえ」の形を作ります。 そこから脇を締めたまま、肘を後ろに引くように動かします。

・OKの目安: 肩甲骨が寄って、背中に力が入る感覚があればOK
・注意: 肩がすくまないように(首に力が入らないように)
・コツ: 手を後ろに引くより「肘を後ろに引く」意識

② 椅子スクワット(下半身・転倒予防)
足は肩幅、椅子に浅く座り、立つ→座るを繰り返します。 反動を使わず、ゆっくりコントロールして行いましょう。

・注意: 肩がすくまない
・注意: 腰が丸まらない(胸を軽く起こす)
・コツ: 立つ時は足で床を押し、お尻と太ももを使う意識


続く人は「きっかけ」を決めている

習慣化に必要なのは気合ではなく、トリガー(実施の合図)です。おすすめはこの3つです。

1.会議が終わったら1回
2.トイレに立ったら1回
3.PCを閉じる前に1回

「いつやるか」が決まると、無理なく自然に取り組めるようになります。


まとめ:合言葉は「明日から一つ増やす」

健康の情報って本当に多くて、結局何をやればいいのか迷うと思います。 でも今日の話を一言にすると、「明日から一つ増やす」です。

身体を元気にする運動って、皆さんが思っているよりずっと小さな努力で、身体への良い変化が期待できます。 例えば、朝日を浴びながら大きく伸びをするとか、疲れたなと思ったら立ち上がって深呼吸を一回する。 それくらいのリセットの積み重ねで、身体は“小さな元気”が積み重なって、“大きな健康”に変わっていきます。

完璧じゃなくていいので、まずは今日お伝えしたデスクのリセットを、1日1回でも入れてみてください。 体が少し楽になると、自然と動ける量が増えて、それが健康寿命につながっていきます。